ミニマリスト: 新世代が目指すライフスタイルと惹かれる理由

「ミニマリスト」「お金をかけずに生きる」ライフスタイル特に若い世代を中心に広がっている気がします。私は欧州に来たことがミニマリストに関心をもったきっかけとしては大きかったのですが、実際に東京で必要で欧州で不要になったものや、こうした思想の背景をお伝えします。

とにかく東京の部屋は汚かったよね

いまの家の床に何も置かれていないのにびっくりだよ…

東京の物質的な生活:マキシマリスト時代

私の生活は、東京で過ごした期間を通じて物で溢れていました。

「ミニマリスト」の対極、「マキシマリスト」的な生活とも言えるでしょう。

東京では家賃が高く、私が住んでいたタワーマンションも広いとは言えませんでした。そのため、限られたスペースに物を詰め込むしかありませんでした。

床が常に物で埋まっており、物が捨てられても新たに物が溢れる状態でした。

そしてなにより買い物が楽しかったのです。
いまおもえば、一種のストレス発散だったきがします。
なにか「足りない」とおもうと、すぐにアマゾンを開いてポチっとする生活を続けていました。

私自身が物を買うことが好きだった一方で、当時一緒に住んでいたパートナーも常に何か新しいものを購入する傾向にありました。何か可愛いものを見つけたり、面白いものを見つけたりすると、すぐに買う。

どんどん家中に物が溢れ、次第にストレスとなりました。
また、私以上に物を買う人間を客観的にみながら「本当にこのままでいいのだろうか?」という疑問が生まれてきました。

ベルギー生活で不要になったもの

留学を機に、物質的に持つことができる荷物はスーツケース数個だけになりました。

そして、その持ってきたものだけで生活の大部分が完結してしまったのです。これにより、私は自分がどれだけ不要なものを保持していたかに気づくことができました。

具体的に不要となったものとして、ブランド物の鞄や服、紙の本などが挙げられます。

ブランド物の鞄や服


私の生活から一掃されたもの(新たに買わなくなった)の一つがブランドものの鞄や服です。

外出はあまりなく、ほとんどの時間を家で過ごすようになったのです。そして、誰もそんなものを着ていない(笑)。
快適さが優先され、気軽に着られる服装が主流となりました。加えて、こちらの洗濯機は日本のものとは違い、強力な洗浄力があり、気に入った服も毛玉ができやすい。

重いコートは不便だし、手入れが必要な服も不便です。
便利で、傷んでも「ま、いっか」とおもえるユニクロが最強だという結論に落ち着きました。

移動の主な手段が車になり、大きなカバンを持ち歩くことも少なくなりました。
街歩きをするときのお気に入りは、イギリスのヒースロー空港で購入した1500円程度のフォートナム&メイソンのエコバック(私はジュート&コットン素材のもの:くたくたになったら交換してもらえる)。

旅行にいくときは軽いのでレスポート・サックを愛用しています。
ひとりっぷ×レスポート・サックのコラボ用品を愛用しており、ショルダーバッグとPCケースは持っています。
パスポートケースも購入しましたが、こちらも非常に便利です。

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また、スクーターに乗る際は、リュック以外は危険です。
リュックは大好きでそれこそ5個以上もっていたのですが、留学にはこれのピンクを持参しました。

1泊2日のスイス旅行などはこれ1個でいくなど、かなり便利に使い倒しています。
最近は、スクーターで事故にあったときに、ヘルメットをかぶっていないと保険がおりないと聞いたので、ヘルメットを購入しました。

廃棄されるホタテの貝でつくられた「ホタメット」です(笑)。
一時帰国で持ち帰るのが楽しみです。
こういうデザインや細かい「気が利くプロダクト」は、日本は本当に優れています。

快適さと安全性を求めて、日常生活は大きく変わりました。

紙の本からデジタルへ

本は大好きで、500冊以上も持っていましたが、現地に来る前にほとんどをスキャンしました。

今では私のパソコンにすべての本が入っています。紙の本は、参考書以外はほとんど買わなくなりました。
移動が多い生活には、紙の本は持ち運びが不便です。

現在では、Kindle Unlimitedで大部分の本を読んでいます。
昔に比べ選択肢も広がり、楽しいです。購入する本はかなり厳選することになりました。

お金をかける基準が変わった

逆に、変わったライフスタイルに合わせて、機能性を重視した日用品への投資は増えました。
例えば、洗濯機の関係でタオルが早く硬くなるので、半年~1年では新しいものに買い替えています。

ルームウェアや旅行用のカバンは、素材や機能性を重視して選んでいます。
特にベルギーは寒いので、防寒グッツは家の中や外を含め、増やしました。

最近購入を考えているのは、「着るリュック」の購入です。
LCCを利用した旅行や日常のちょっとした移動では、荷物をなるべく減らしたいもの。

ミニマリストしぶさんの「バッグレスコート」も魅力的ですが、旅行よりも日常使い用なきがします。
コートにしては欧州では寒いし、LCCなどに気軽に持ち込むには「着るリュック」のほうが便利かもしれません。

ライフスタイルの変化に対応

人生は常に変化しています。それに伴って、私たちの必要なものや価値観も変わっていきます。

私たちは、自分のライフスタイルに合った選択をすることが大切です。
そのためには、自分自身と向き合い、自分の生活を見つめ直すことが必要です。自分が何を求め、何を必要としているのかを理解することで、自分だけのライフスタイルを作り上げることができます。

物をすてたことで、自分の生活を自分の手でコントロールしやすくなったような気がします。

所有することよりも経験すること、消費することよりも創造すること、そして物質的な成功よりも精神的な満足を追求する新たなライフスタイルのほうが、色々な意味でヘルシーです。

お金はあったほうがいいですが、出ていく分も少ないので勝手にたまるようになりました。
そして、銀行ではなく投資にまわし、お金に働いてもらいます。


これだけでどんどん人生の自由度は結果として挙がっているように感じる今日このごろです。

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