【最新記事】「日本は『魅力的な移住先にはなりにくい』。日本に暮らす外国人が語る日本の住みにくさ」を執筆して

先日、ビジネスインサイダーで公開した私の記事「日本は『魅力的な移住先にはなりにくい』。日本に暮らす外国人が語る日本の住みにくさ」が、約26,000PVを記録しました。多くの方に読んでいただき、感謝と驚きの気持ちでいっぱいです。本日は、その裏話を皆さんと共有したいと思います。

移住者としての経験と新しい認識

私がこの記事を執筆する背景には、移民への関心があります。日本にいた時、移民とは自分にとってあまり関係のない存在だと感じていました。しかし、留学生として留学すると、私の立場は移民ともいえるものに変わります。

その経験を通して、日本で仲良くしていた外国人の友人たちに再び興味を持つようになりました。

彼らは私にとって普通の友人でしたが、彼らが日本でどのような生活をしているのか、ベルギーで感じるメリットやデメリットをどう感じているのかに興味を持ち、話を聞くことにしました。

もしも外国で事故に遭ってしまったら……

実は、この記事では触れていないエピソードも存在します。記事の編集の都合で一部を割愛せざるをえなかったのです。

その友人とは、アメリカのポートランドで出会いました。すでに10年以上前のことで、私が大学生の時に短期留学をしていた際に知り合いました。

彼は日本に興味を持ち、留学や日本語の学習を経て、日本に移住しました。
静岡県の自然に魅かれ、住むようになりました。しかし、彼は2年前に自転車事故に遭います。幸い大事ではありませんでしたが、そのせいでPTSDを発症しました。彼は英語教師としてのビザで日本に滞在していたのですが、仕事もできなくなり、更新の時期が近づき、困難に直面していました。

私が彼の状況を知ったのは今年の4月でした。
その時、彼はすでに事故から1年以上経っていましたが、適切なアドバイスをしてくれる人はいなかったようです。現在は、法テラスを利用して、弁護士のサポートを受けています。

彼の日本語は日常会話レベルですが、ネイティブではないため、事故の説明などは難しく感じたのではないでしょうか。
私もその話を聞いて、何かあったときに適切な法制度やサポートがあるかどうか、周囲の理解者がいるかどうかが非常に大切だと感じました。

外国人としての立場と認識の変化

日本では、日本語が話せない人は外国人として特別な扱いを受けることが多いです。
私自身も、外国人を「外国人」として見ていたことに反省しています。ベルギーに来て、多様な外国人との交流を持つ中で、私自身の認識や価値観が変わりました。

この記事は特にヤフーで配信され、多くの反響をいただきました。
移民に対して否定的な意見もありましたが、日本の社会問題を考慮すると、移民に対する認識や受け入れの姿勢について考え直す必要があると感じます。

非常にセンシティブなテーマですが、いまの人口構成では避けては通れないテーマです。
今後も海外在住の日本人の視点でこのトピックを取り上げ、読者の皆さんと共に考えていきたいと思っています。

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